就職活動をしていると、企業によっては「リクルーター」がつく場合があります。
私自身も就活時代、リクルーターに会ったり、電話でアドバイスをもらったりと、かなりお世話になりました。
ただ正直な話、リクルーターは採用権があるのか等、どこまでの権力があるのか分かっていませんでした。
そのため、妙に緊張した記憶があります・・・
私は人事部の採用担当になる前にリクルーターも経験していますので、この記事ではリクルーターの役割について詳しく解説したいと思います。
この記事を読むと分かる事
- リクルーターの本当の役割
- リクルーター面談対策
もくじ
リクルーターとは?
そもそも、リクルーターという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に説明します。
リクルーターは、企業・学生の採用活動をサポートする現場社員です。
採用自体は人事部等の採用担当者が行いますが、その前段階としてリクルーターが素晴らしい人材を見つけたり、就活生に自社の紹介をする事で就活生の企業理解を底上げしたりします。
要は、企業の味方にでもあり、学生の味方でもあり、両者の間に立つ架け橋のような存在です!
リクルーターの役割は?
就活生の企業理解・志望度の底上げがメイン
リクルーターの役割は会社によって様々ですが、ほぼ確実なことは、
リクルーターに最終的な採用権限はない
という事です。
最終的な採用は人事部の採用担当が行います。
政府の決まりで、広報活動開始時期、採用選考活動開始時期などが定められています。
近年であれば、広報活動は3月から、選考は6月からです。
つまり、6月より前に、選考活動(=面接)をしてはいけません。
リクルーターが就活生に会い、いわゆる「リク面」と言われているリクルーター面談を行う時期は6月より前のことがほとんどですので、リク面は採用とはほぼ無関係です。
企業側が考えるリク面の本当の目的は、就活生の企業理解・志望度の底上げがメインです。
まとめると、リクルーターの役割は以下です。
リクルーターが気に入れば有利になる可能性はある
上記でもお伝えした通り、リクルーターには採用権限はありません。
しかし、リクルーターからの評価が採用に無関係とも言い切れません。
なぜかというと、リクルーターが気に入れば、面談にたくさん呼ばれたり、電話でたくさんサポートをしてくたりします。
その分、企業理解に差がつくため、本番の面接であたふたするリスクが下がるからです。
リクルーターは現場の代表として採用活動に協力しています。
リクルーターが「一緒に働きたい!」と思う方にはさらに丁寧にサポートしてくれるはずなので、良い関係性を構築することは非常に大事です。
リクルーター面談対策
リクルーターと良い関係を構築できれば、きっと本番の採用面接もうまくいくことでしょう。
面談での具体的な質問への回答は紹介しませんが、心構えをお伝えします。
企業と業界について少しでもいいから調べる
企業や業界についての情報を収集し、その企業が求める人物像や価値観を把握しておきましょう。
尚、もし情報収集してもチンプンカンプンな場合は、素直にその旨を伝えたうえで、リクルーターに教えてもらえば良いと思います。
「何も調べていなくて分からないから教えてください!」と、
「調べたけれども理解ができなかったから教えてください!」であれば、後者で質問した方が好印象です!
自己紹介の準備はしっかりと
リクルーター面談ではほぼ確実に自己紹介が求められます。
自身の経験やスキル、達成した成果などを簡潔にアピールできるようにしておきましょう。
また、自己分析を行い、自分の強みやキャリア目標を明確にしておくことも大切です。
ちなみに、自分の強み分析であればこちらの本をオススメします。
私この本の古いバージョンで自己分析しました。
この本は、就活中のみではなく、社会人になってからも参考になるので、ぜひ取り組むことをオススメします。
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質問の準備
リクルーター面談では、ほぼ確実に「何か質問ある?」と問われます。
逆に、この時間が一番長いと思われますので、たくさん準備しておきましょう。
ネットで調べれば簡単に見つかるような質問ではなく、実際に社員に聞かなければ分からないような質問が良いです。
リクルーターは、質問の内容で就活生の熱意を感じ取ります。
以下のことを心掛けましょう!
- 積極的に質問する
- 会社のことを良く調べているな、と分かるような専門用語を使用して質問する
- 会話の態度に気を付ける
自然体でコミュニケーションを楽しむ!(これが一番重要)
ここまで準備してきたのであれば、あとは実力を出すだけ。
リクルーターとのコミュニケーションを楽しみましょう!
前述のとおり、リクルーターには最終的な採用権はありません。
しかし、皆さんの強い味方になってくれます。
緊張せずに対話し、これまで準備してきた内容を素直に表現することで、リクルーターと信頼関係を構築しましょう。
さいごに
就活生の皆さんは、企業に選んでもらえるように必死に努力していると思います。
それは企業側も同じです。
企業側も就活生の皆さんに選んでもらえるように、たくさん説明会や質問会、インターン等を開催して、必死にアピールしているのです。
就活生と企業の架け橋となるのがリクルーターです。
リクルーターは、皆さんが会社を理解し、志望度を高め、そして面接に合格できるようにサポートしてくれる強い味方です。
ぜひ、うまくリクルーターを活用してください。
そして、志望する会社に就職できるよう、努力してください。
皆さんの成功を願っています。